勝ち負けを決める仕組みは明確です

溶けるビットコイン

インターネット上で流通している仮想通貨の代表的なものに、ビットコインがあります。あくまでも仮想ですので、正式の通貨ではなく、通貨を想定した存在と考えるのが妥当です。

電子マネーと似た印象がありますが、全く非なるものです。電子マネーには発行や管理先が厳としてありますが、ビットコインには管理している組織や個人はいません。また、電子マネーと違って、現金の対価としてではなく、インターネットの中で、ゼロから作り出されるものなのです。これらの点が、電子マネーとは根本的に異なっています。

この仕組みは日本人が作ったとされています。取引をして、勝ちか負けかの結果は明確に出てきます。そういった意味では株式や債券と変わるところがありません。単純に言えば、価格が上がっているときに買えば儲かりますし、価格が下がっているときに売っていれば儲かる、というものです。

とはいえ、ビットコインならではの値動きやイベントがあるのも事実です。半減期と言われているものです。およそ10分ごとに新しいビットコインが市場に追加され、それが、およそ4年サイクルのタイミングになると、追加されたビットコイン量が半分に減るのです。常に、過去の半減期と同じ値動きをするとは限りませんが、過去の実績を知っておくことは、非常に参考になるのは確かです。